2018.01.24 13:37ビールの泡の大きさはいくつだろう? ギネスカスケードを計算するためには、泡の直径がわからないと計算できません。ギネスビールの泡が細かいことはわかりますが、どのくらいか具体的な値は想像もつきませんでした。そこでネットや文献を調査してたのでここにまとめてみます。間違いもあるかもしれません。今後も研究を進めていきます(笑)1 泡の発生 まず泡の誕生から考えて見ます。液体よりも気体になったほうが自由に動き回れるので安定です。ビールの中の気体分子(二酸化炭素や窒素)は、チャンスがあれば泡となって自由に動き回りたがっています。一方、気体は液体と接する表面積が増えるほどエネルギーが大きくなり不安定となります。つまり泡のエネルギーは、体積が増えるほどマイナス(安定)、表面積が増えるとプラス(不安定)...
2018.01.14 11:40ビールサービングの解析1ギネスカスケードの計算ソルバーを使って、サービングの計算をやってみました。グラスを45度に傾けてビールを注いだときの泡の挙動です。泡はグラスに衝突して発生するんだろうけど、今回は注入口からビールと一緒に泡を流し込んでいます。ここでギネスビールの粘度は2mPa・s、泡の大きさは60um(0.06mm)と仮定しています。(⇒ビールの泡の大きさは?)
2018.01.08 14:30ワールプールタンクの原理を考えよう回転する流体内部の粒子は中央に集まります。ビール製造工程で凝集物(ホップかす)とビールを分離するワールプールタンクはこの原理を応用しています。図は日本ビール検定公式テキスト(監修 日本ビール文化研究所)にある、ワールプールタンクの説明図です。右下の「上から見た図」がわかりやすいです。