グラス形状と泡の関係 -チューリップグラス-


グラスの形状でビールの味がどうかわるんだろう? ふと疑問に思ったので計算してみることにする。今回はチューリップグラスを対象にします。


左からブリュードッグのパイントグラス、ビアフェスでもらった丸みのあるグラス(チューリップ?)、プレミアムモルツのタンブラー。

これをこんな風にメッシュに分割してコンピュータ上でビールを注いでみます。


今回はチューリップグラス。

CADの使い方がいまいちなので、チューリップグラスの形状は半径50mmの球の一部を切り取った形状としました。もっとCADになれたら再度トライします。

壁から45度でタップ注ぎ口が出ていると仮定して、こんなふうにビールを注いでみます。

実際には重力の向きをg= ( 6.92, 0, -6.92) とx,z方向に傾けて計算しています。これならgの値を変えるだけで、グラスの傾け方を変えて計算できます。

タップからのビール流入は速度を指定(ディリクレ条件)します。2oz/秒くらいが理想的な量でしょうか?1g は 0.035274 oz なので5.67e-2 [kg/s] =56.7 [g/s] で流れ込んできます。タップの径を1cmにしているので U=0.75m/s に設定しましょう。



注ぐ口側から見た様子。赤い矢印は泡の流れる方向を示しています。この結果だと時計回りに回転しています。パイントグラスと逆回転ですね。


麦酒物理研究所

麦酒物理研究所 ーBeer Physics Reserch Center- フリーのシミュレーションツール(OpenFOAM)をつかっていろいろと解析してみます。初めてのホームページ作成なので、なかなかはかどりませんが、気長に更新していきます。勘違い、間違いがあるかもしれません。ご意見、コメント歓迎します。

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