interFoam のみぞみぞする変な動き(Spurious Current)の抑制には
https://www.slideshare.net/takuyayamamoto1800/openfoaminterfoam
によると
① 時間刻み(タイムステップ)を細かくとる
② スムーズ化したVOF値(alpha)から曲率等を計算する
③ Level Set 法とVOF法を組み合わせたハイブリッド法で計算する
とあります。今回は③を検討しみてます。
ネットを調べたら山本卓也先生の文献が見つかりました。
openCAEの勉強会資料も見つかりました。
https://dokumen.tips/technology/openfoamsolvers-clsvof.html?page=1
VOF値から界面距離(レベルセット関数)を算出し表面張力を計算することで、計算精度向上が期待されます。プログラムは OF1812 用なので、OF2206に移植して計算してみました。
このプログラムはsCLS-VOFと呼ぶそうです。VOF値からレベルセット関数(界面からの距離)を計算し、その値を用いて表面張力を計算します。レベルセット関数は界面の移流計算には使わないようです。 この図は山本先生の説明スライドから引用しました。
プログラムはpennguinistisさんのホームページからたどっていくと見つかります。
計算結果を示します。左が今までのinterFoamの結果、右がsCLS-VOFでの計算結果です。見かけはみぞみぞしていませんね。
しかし速度分布をみてみると、時間変化はしませんが変な流れは完全には消えていません。どうすればこのみぞみぞが抑制できるのでしょうか?
次の記事に続きます。
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