interFoamのSpuriousCurrentについて2 -タイムステップを細かくしてみる-

 1個前の記事でinterFoam のみぞみぞする変な動き(Spurious Current)について紹介しました。


すでに先人たちがいろいろと検討していますね。

https://www.slideshare.net/takuyayamamoto1800/openfoaminterfoam 


① 時間刻み(タイムステップ)を細かくとる

② スムーズ化したVOF値(alpha)から曲率等を計算する

③ Level Set 法とVOF法を組み合わせたハイブリッド法で計算する

まず①を検証してみましょう。自由表面問題ではCFL条件 (クーラン条件)以外にもタイムステップの制約があります。表面波の最大速度がメッシュ幅を超えないように、ということで以下の条件が課せられます。

30 µmの水をメッシュ幅 1 µmで計算する場合は △t < 3e-8 s です。

 クーラン数 Co=0.2の場合(左)と、Co=0.2 で △t <=1e-8 s (右)で計算した場合を比較してみましょう。

あまり違いがないですね・・・・・・。タイムステップを十分小さくしたらみぞみぞが抑制されるのを期待していましたが・・・。 次の対策を試してみましょう。

麦酒物理研究所

麦酒物理研究所 ーBeer Physics Reserch Center- フリーのシミュレーションツール(OpenFOAM)をつかっていろいろと解析してみます。初めてのホームページ作成なので、なかなかはかどりませんが、気長に更新していきます。勘違い、間違いがあるかもしれません。ご意見、コメント歓迎します。

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